爆笑問題の太田光さんがTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」の中で、元プロ野球選手の工藤公康さんが子供野球教室で子供たちに言った言葉に感動した話をしていました。

(太田光)この間、西武の工藤がね、子供たちに野球を教えてるんだよ。で、野球の良さっていうのはなにか?っていうとね、工藤さん曰くだよ、「野球っていうのは全員が上手くなくてもできるんだよ」っていう。要するに協力してできるんだよっつって。で、子供たちは座っているわけ。

(田中裕二)うんうん。

(太田光)で、野球のあれ……「君、野球は?」「僕、まだぜんぜん……」って。自信がない子がいて。守備に自信がないっていう子がいて。工藤さんが「じゃあちょっと……」っつって。球をピューンって投げて。まあ、割とパシン!と捕るわけ。「おっ、いいじゃない。いいじゃない」ってもう1回ピューンって。で、「もうちょっとスピード出してみようか」って。プシューッつって。

(田中裕二)うん。

(太田光)で、今度だいぶその子に近づくのね。で、「ここで僕がおもいっきり、もっとスピードを出して投げたら、捕れる自信あるか?」っつって。「ないです」っつって。「ないだろ?じゃあちょっと、グラブ構えてみ?」っつって。「捕れる自信ないだろ?」ってピシャーッ!っつったら、そのグラブにパシーン!って入るんだよ。

(田中裕二)おお!

(太田光)で、「要はこういうことなんだ。野球は君がダメでも、こっちがそこに投げれば成立するんだよ」って言うわけ。で、俺それ、「うわーっ、すげーっ!」って思ったら、それ、夢。俺の。