迷ったときの判断ポイントは、先の進入が「合流」にあたるのか「左折」にあたるのかという点です。

 例えば高速道路でSA・PAの出口やICから本線へ入る時などは「合流」です。本線と同じ方向に進みながら進路変更を行うことになるため、ウインカーは右に出します。

 加速車線があり、本線側の車線がその地点だけ点線となっている場合も、車線変更と同様に合図は右に出して合流します。

 一方で、信号が設置されている交差点であれば、道路が斜めに接続していても、単に道路の形状が斜めの交差点の「左折」となることから、合図は左に出します。

 そして、「止まれ」の標識や停止線が設置されている場合、その場所も交差点です。したがって、先の道路への進入は「左折」の動きとなることから、合図は左に出すのが正解です。

 広島県警の警察官への過去の取材では、合図を迷った時の判断方法について次のような回答がありました。

「大通りに合流するような形の道路で合図をどちらに出せばいいか迷ったときには、停止線があるかどうかを確認してください。

 停止線であれば交差点なので左に、停止線がなく車線が点線であれば合流になるので右に合図します。

 左に合図を出すと合流先の道路を走行するクルマからは合図が見えないと不安になるかもしれませんが、停止線がある場合は左に出してください」