──『ブルプロ』で印象的なのが、「オンラインゲームらしさ」や「オンラインゲームのおもしろさ」のようなものを今のプレイヤーたちに伝えようとしている点です。
開発チームのみなさんはいわゆる「古のオンラインゲーム」、とくに『FFXI』からの影響を公言されています。まずはそのころの印象に残っている楽しかった思い出や、強烈な体験についてお聞かせいただけないでしょうか。

下岡聡吉氏(以下、下岡氏):
僕は『FFXI』で、ゲーム内で知り合った友人と、「ジュノ」【※】に向かうふたり旅をしたことが記憶に残っています。

ゲームの物語的にはまだ「ジュノ」という言葉も出ていない進捗でした。ふたりともレベルが低くて弱くて。覚えたての透明になり敵に発見されにくくなる「インビジ」と、音を消し敵に発見されにくくなる「スニーク」をお互いかけあって、ジュノを目指して旅をしました。

何度も戦闘不能になりながらだったので、8時間くらいかかったんですが……ジュノに到着したときの達成感がめちゃくちゃあったんです。

※ジュノ大公国……『FF11』に登場する

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