―ある酒場―
長髪「……またテメェか、辛気臭い面見せんなよ」

女侯爵の部下「……たまには仕事をしたらどうか、筆頭騎士様」

長髪「つまんねぇんだよ。頼まれたから名前貸してやってるだけ感謝してくれや」

長髪「俺は名声も金もいらねンだわ」

女侯爵の部下「……竜種を屠れるS級冒険者を一人、殺してほしい」

長髪「……」ニマァ

長髪「いいねェ……そういうのを、待ってたんだよ」