杉山裁判長は、中西被告が事件前に「バールで人くらい殴れます」と指示役に連絡していたことなどから、「相当強度の暴行を加える可能性を認識していた」として共謀を認定。自ら購入した結束バンドで女性の両手を縛るなど、強盗に不可欠な役割を果たしたと指摘した。

 その上で、公判では責任を回避する言動に終始しており、「罪に十分向き合っているとは言い難く、反省はまだ途上だ」と非難した。

 判決によると、中西被告は昨年1月19日、実行役の永田陸人被告(22)=強盗致死罪などで起訴=らと共謀し、狛江市の女性=当時(90)=宅に侵入。女性に暴行して死亡させ、高級腕時計など4点(計約59万円相当)を奪うなどした。

90歳が23年は生きないけどしゃーない