高校通算45発の強打者で、投げても最速153キロを誇る今秋ドラフト候補、
桐朋(東京)の森井翔太郎遊撃手(3年)が近日中に渡米することが2日、分かった。
メジャーリーグや米大学などの施設を視察することが目的。

多くのスカウトが打者としての将来性を評価する中、進路を米大学進学か、
国内プロに絞っていたが、初戦敗退後はMLB球団からも桐朋サイドにオファーがあり、
熟考を重ねてきた。
「最終的な夢はメジャーリーガーになること。それに向けて一番いい道を選びたい」と、
まずは現地視察を決めた。

花巻東(岩手)から米スタンフォード大に進んだ佐々木麟太郎(19)のような
米大学進学を経てのメジャー挑戦か、直接メジャーか。現状この2つにウェートは
置かれているが、NPBも選択肢に入る。
夏の大会後もトレーニングを重ね「次の舞台で活躍できるように、土台を作っています」と
体重も4キロ増とパワーアップに成功。英語の学習も怠らない。
「パワーの面で出遅れたくないので。今後も二刀流でやっていきたい」。
自身の目で見た上で、最終決断する見通しだ。