記事作成時点でのiPhoneのバッテリーは、筐体に粘着テープを使って固定されています。そのため、バッテリー交換は非常に難しいものとなっており、ピンセットで粘着テープをはがす必要があるものの、作業中にテープが破損した場合は、粘着テープを除去するために加熱したり溶剤を使ったりする必要が出てきます。また、バッテリーを交換する場合は新しいバッテリーを安全に取り付けるために、専用のトレイと機械も必要となるそうです。

一方、Appleが導入を予定している電気誘導接着剤剥離技術は、アルミ箔ではなく金属でバッテリーを包むことで、バッテリーに小さな電気ショックを加えるだけでバッテリーを筐体から取り外すことが可能になるという技術だそうです。情報筋によると、バッテリー交換時にはiPhoneのディスプレイを取り外す必要があるという点は従来通りではあるものの、「バッテリー交換」という作業に絞ればはるかに作業は簡単になる模様。