不安視する声は元議員だけではない。通訳として安倍晋三元首相の外遊にも帯同したことがある政治学者の天川由記子氏はワシントンのシンクタンクのCSIS(米国戦略国際問題研究所)時代の小泉氏の姿をこう語る。

「’06年、CSISのシンポジウムに私がパネリストとして招かれた時、初対面の進次郎氏から、初対面で、『Hey!』と挨拶されてびっくりしました。日本語なら、『おい、おまえ元気か』という意味にあたりますから。驚いて、政治学者で彼の上司に当たるマイケル・グリーン氏に『今、Heyって言わなかった?』と尋ねたら、『上司である私にも、毎日そう挨拶してくる』と話していました。もう少しちゃんとしつけなきゃダメだよ、とマイケル・グリーン氏に話したら、頑張る、と。一介の研究員というよりも、箔付けで来たお客様扱いのようでした」

この図々しさはむしろ国際外交で強そう