2時半になったから写真撮るぞってことで準備したが1人渋ったから3人で撮ることになった。
左端の佐藤は両手で真ん中の奴に捕まって、真ん中のやつは両手でデジカメのシャッターを押して、俺は肩くんで右手でピースした。
まぁ写真は撮れたから見てみると明らかにおかしいんだ。

まずありきたりなんだけど腕が1本多い。俺の首から肘のない腕がニューっと出てきている
そしてよくよく見てみると三面鏡の右に移る俺の顔だけがぐにゃぐにゃに変形している。

そもそも幽霊否定論者だった俺が合成とか難癖つけられない心霊写真を目の当たりにした状況。さすがにパニックになったが「あるんだ」とすごく感心した。その後何かのデータ異常がないかパソコンに入れて確認したり同級生に配っておかしくないか調べたんだけど、なにもない。
そして日が経って高校になったときに話のネタにしようとして写真を証拠としてみせようとするんだけど、どこにもない、クラウド3種にもバックアップしてパソコンにもマイクロSDにも入れてたのにデータがない。
友人に送った写真でもいいと思い片っ端から当たったが皆保存したのにデータがないという。
だからこの話は信じてもらえずに俺はとても不服な思いをしている。