https://diamond.jp/articles/-/350712
ただ、これはちょっとビミョーな話だ。自治体の包括的外部監査は、
確かに知事と外部の公認会計士などが契約を結んで行われるが、知事の「指示」や「意向」が反映されるものではない。
むしろ、知事は「監査される側」であり、「こんな問題があることに気づかないとはあなたの目は節穴ですか?」という批判も免れない立場だ。

 というのも、斎藤知事は21年12月の知事就任直後に外郭団体について「ゼロベースで見直すことが必要」と表明している。
あれから1年4カ月がたって、「ひょうご埠頭」や「新西宮ヨットハーバー」について何を見直したのかという疑問はある。

なので、これをもってして「港湾利権の闇を暴いたヒーロー」となるのはおかしい。
例えば、外部監査によって不正が明らかになった企業の社長に対して、「不正を暴いたのは、社長の手柄だ!」と称賛するようなものなのだ。

らしいで