既に「現段階の最適解」なるものがMLBにも浸透しています。以下簡単に紹介。

①基本的には打力順で配置。
②1、2、4番は特に優れた打者を配置。
③1、2番は出塁能力に優れた打者、4番は長打力のある打者を。
④3番は2アウトで巡ってくるケースが多い。②よりは打力で劣る。
⑤6〜9番は重要度低。打力順で並べるべき。

では「損な打順」とは実際にどれほどの損失が見込まれるのでしょうか。今回は、同じメンバーであえて損な打順を組み、どれほどの差が生まれるのかを検証してみたいと思います。

シーズン162試合あたり約11.01点の損失だということがわかりました。だいたい1勝=10得点に当たるので、打順が勝敗に与える影響は約1勝分程度。個人的には体感よりもだいぶ小さいものでした。

実際のゲームにおいて、あえて「損な打順」を組もうとすることはほとんどないと仮定すると、打順が成績に与える影響はこれ以上に小さそうです。とはいえ、最適解が出ている以上、その理屈を理解した上でベストなオーダーを組むことが大切でしょう。

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