高校のタブレット、県の自己負担方針に疑問の声 公費負担求め署名も [香川県]
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 香川県立高校の生徒が授業で使うタブレット端末について、2025年度の入学者以降は自己負担とする県の方針に対して、県内で子育てをする保護者から疑問の声が上がり始めた。10月末ごろまでオンラインや街頭で公費負担の継続を求める署名活動をする。

 県の方針に対して声を上げたのは、高松市で小中学生3人の子どもを育てる福本由紀子さん(41)だ。

 ニュースでタブレット端末が自己負担になることを知り、同じく子育てをする友人と「香川県の高校生のタブレットについて考える会」をつくり、活動を始めた。

 県の方針では、2025年度の入学者以降、これまで公費負担をしていたタブレット端末は自己負担になる。費用は、1台あたり端末代とアプリ代で計7万5千円。入学時に各校が指定する端末を購入する必要があり、福本さんの場合は3人で計22万5千円かかる。

 福本さんは「子育て世代にとって、決して軽い負担じゃない。県はもっと教育や子育てに目を向けてほしい」と語る。

 目標は1万筆。19日現在で、約1600人の署名が集まっている。