中国で日本人学校に通う男子児童が登校中に刃物を持った男に襲われ死亡した事件を受けて、北京を訪れている柘植外務副大臣は23日、中国外務省の幹部と会談し、動機などの解明のほか、根拠のない反日的なSNS上の投稿の取締りを徹底するよう求めました。



一方で、会談で柘植外務副大臣がSNS上での根拠のない反日的な投稿を取り締まるよう求めたことについては「中国には、いわゆる日本を恨むような教育はない。われわれは歴史を教訓にすることを主張している。それは、恨み続けるためではなく、戦争の悲劇が繰り返されないようにするためだ」と述べたうえで、日本と、戦略的互恵関係を推進し、建設的で安定した関係を築きたいと強調しました。