「翔平とはもう友達じゃないから話したくない」。本塁打を打った選手にひまわりの種をかけて祝うヘルナンデスが、神妙な表情で答えた。

大谷翔平が50本塁打、50盗塁を達成した19日(日本時間20日)のマーリンズ戦後、偉業達成に関する談話を頼んだ時の返答だ。この日のヘルナンデスは休養でスタメンから外れたが、大谷の本塁打のたびにひまわりの種を手に忙しく走り回っていた。

クラブハウスに戻ってきた大谷に「もう友達じゃないんですか」と尋ねると、「なんで?友達だよね」とヘルナンデスに訴えかけた。

次第にポーカーフェースを保つのが耐えられなくなったヘルナンデス。「最後の打席で三塁打を打ってサイクル安打を達成しろって言ったのに。せっかく打ち方も教えたのに」とにんまり。大谷は「本塁打でもいいでしょう」と応じた。

プレーオフ進出も決めた試合。「翔平はまだプレーオフでの本塁打がないから、(2本打っている)俺の方が上だ」と胸を張るヘルナンデス。大谷が一気に上回るのかも注目だ。