死刑は判決から6ヶ月以内に執行しろとか言っている勢力は何処へ。死刑賛成派である以上、必ず「冤罪による死刑も稀に起こる分にはやむを得ない」と考えているはずだから(冤罪ゼロはあり得ないので)、再審請求事案だけ特別視する理由はない。でも実際に死刑囚が再審無罪になった事例はいくつもあるわけで。これらの事例が仮にさっさと執行されていて再審が不可能になっていたとしてもOK、と言い切れる人ならば「死刑賛成、かつ再審請求中でも執行すべし」との立場を採ってもおかしくないと思われるが。他方「間違えて無実の人を死刑にするのは絶対に許されない」と言いつつ死刑存置派の人は、ただの馬鹿とみなすしかない。死刑賛成は「冤罪で死刑になるのも稀に起こる分にはやむを得ない」と認めることなんだけど、そこを認めないような知的に不誠実な人とは話にならない。