斎藤氏は出直し選への出馬を表明する約1週間前、ある歴史上の人物を主人公にした小説を読んでいたという。

「私は司馬遼太郎が大好きなのですが、なかでも吉田松陰と、その遺志を継ぎ、若くして倒幕を主導した高杉晋作を描いた『世に棲む日日』を何度か読んでいます。 これは知事選の前に一度読んで、一昨日も電子書籍で再読しました」

『世に棲む日日』は1977年大河ドラマ「花神」の原作の一つとしても知られる。
本書は前後編で分かれているが、特に斎藤氏は後編の主役である高杉晋作に惹かれると話す。

「高杉晋作が幕末期の長州藩で孤軍奮闘するのですが、その姿を、もしかすると今の自分に重ね合わせているのかもしれません」