楽天の来季監督が白紙であることが1日、分かった。2年契約の今江敏晃監督(41)の続投が既定路線ながら、球団幹部が「いますぐ来年のお願いをすることはない。全日程が終了した時点で、会社内で全体的にしっかり評価してから決める」と去就について明言を避けた。

楽天は1日のロッテ戦(楽天モバイルパーク)に1−5で敗れ5連敗となり、3年連続でクライマックスシリーズ進出の道が完全に断たれた。今季は5試合を残して、66勝69敗3分けで4位が確定した。

就任1年目の今江監督は、球団初の交流戦初優勝に導いた。一時は、単独3位に浮上するなど、Aクラス入りに向けて善戦した。一方で、正念場の9月に入り、球団内では必死さの伝わらない継投策、試合終盤で戦力を投入せず敗北する起用法も指摘されていた。

球団幹部は「1年間を通して、数字(成績やデータ)は全部ある。会社の方針としてそれらを含めて組閣も考える」と説明した。フロント陣はシーズン終了後、今江監督の2年目について熟考に入る。