元ボストン・レッドソックス投手の岡島秀樹氏が、今季の大谷の活躍について分析した。

これまでメジャーの選手たちができなかった「50-50」という数字を達成したのは素晴らしい。
この記録は強打者が揃っているドジャースだからこそ勝負してもらえた結果かなと思います。

盗塁に関しても、打者に専念することで増えると思っていましたが、メジャーの投手が打者との勝負を優先させることに加え、けん制回数が制限されたことの影響も大きい。
イチローさんの時代にこのルールがあれば、もっと走ったでしょうからね。

大谷君を抑える投手はインハイに厳しい球を投げる傾向にある。その後、外角低めに外へ大きく曲がる変化球を投げ、カウントを稼いだり凡打にする。
対角線上にコントロールできる投手は打ち取っているが、
打者として対戦しないといけないのに投手だという意識で投げるため、インコースを攻めきれていないケースが多い。
大谷君が凄いのはその失投を見逃さないところなんです。