初速=158キロ投げた瞬間の球速だが、江川の現役時は打者の近くで計測する「終速」表示だった。初速に置き換えると158キロ。

回転数=2750rpm投手が投げた球が、1分間当たりどれだけ回転するかを示す。回転数が多ければ多いだけ、球は揚力の作用を受け、ホップする量を増す。江川の2750rpmは、ロッテ佐々木朗希の2520rpm、元西武松坂大輔の2583rpmより約200回転多く、それだけ縦のきれいな回転軸と回転数で、球がホップして見えるという。

ホップ成分=23・4センチ投手の平均的なストレートの軌道に対して、どれだけ高い位置でミットに届いているかの「差」を数値化したもの。江川のストレートがミットに届いた高さは、平均的位置より23・4センチ高い位置だった。平均の軌道よりさらにボール2~3個分高いとされる。打者は、落ちるはずの軌道が予想より落ちないと球がホップして見え、より速く感じるためボールの下を空振りしやすい、という。佐々木朗は18・6センチだった。

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