黒岩麻里・北大教授らの研究グループが昨年
Proceedings of the National Academy of Science
(PNAS、米国科学アカデミー紀要) に発表した予想では、

Y染色体はなんだかみるみる減ってて、
このまま進めば何百万年かで消えてしまう運命にあるっぽいんです。


性染色体がXXのようにペアになってるのは女性だけで、
男性はXが1本、Yが1本。男女で数も形も大きさも異なります。

おもしろいことに、
X染色体には生命維持に必要な遺伝子が約900個も詰まっているのに対し、
Y染色体に含まれている遺伝子は約55個で、
精巣形成ぐらいしか目立った役目がありません。

残り55個が消えるのは、
100万年×11=1100万年後となります。
早ければ「数千年で消える」という説もあり、
予想にはばらつきがありますが、
いずれにしてもその頃には私たちはこの世にいませんね。