Microsoftは、2週間前に見つかった「Excel」の計算処理に関するバグを修正したと述べた。類似製品の中で主導的な地位を誇る同製品が、これでその地位にふさわしい状態に戻った。

 Microsoftは米国時間10月9日夜遅く、「Excel 2007」および「Excel Services 2007」の計算に関するバグを修正したパッチを同社ウェブサイトに掲載した。

 MicrosoftのDavid Gainer氏はブログ投稿で、「大変お待たせした」として修正を発表した。今回のバグは、65535と65536に近い数字が答えになる計算において、Excelが誤った結果を表示するというものであった。同社によると、修正は近いうちに「Microsoft Update」を介して提供されるため、ユーザーはMicrosoftのサイトを訪問することなく、自動的にパッチを手に入れられるという。

 今回の修正は、「Office 2007」の最初のサービスパックにも含まれる予定だが、Microsoftはサービスパックのリリース時期については明らかにしていない。