まずは石破茂首相(67=党総裁)に対する批判から入り、会場の笑いを誘った櫻井氏。裏金事件については「清和会、安倍派は昔から『記載しなくても派閥の方でちゃんとやっているから』ということを萩生田さんも言われたし、他の人たちも言われて、そういうふうにしていたわけ」と擁護。そして「政治資金不記載問題は、裏金とは違います。その証拠にみんな裏金と思わないで、これでいいのだという発表を、派閥の先輩たちから言われた通りの処理をして、たまたま、それが政治資金規正法にひっかかって、記載していなければいけないものを記載していませんでしたということで」と持論を展開すると、こう続けた。

「萩生田さんに『裏金議員』とレッテルを貼って(略)、何か悪いことがあると、萩生田さんの写真をボーンと貼る。また何かあったのかと思って記事を読んでみたら、まったく関係のない記事なのに写真が出ている。(略)安倍さんと同じように左のメディアに不条理に理不尽に叩かれている萩生田さん」

そして、改めて「私は自民党の不公正なルールに心から憤っています。石破さんのやり方に心から嫌悪感を感じています」としつつ、東京24区から出馬した立憲民主党新人の有田芳生候補(72)についても、こう切り捨てていた。

「有田芳生という、スターリンの名前をもらった共産党主義者のような人が戦いを挑んできている」