25日夕方、水戸市の県道で80代の女性が2台の車に相次いではねられて死亡する事故があり、警察は最初にはねた車の運転手をその場で逮捕し、26日未明には現場から立ち去った2台目の車の運転手をひき逃げなどの疑いで逮捕して、詳しい状況を調べています。
2台目の運転手は「事故は起こしていない」と容疑を否認しているということです。

警察によりますと25日午後6時前、水戸市木葉下町の県道で「横断歩道を渡っていた女性をはねてしまった」と軽自動車の運転手から通報がありました。
この事故で近くに住む森田とも子さん(82)が、水戸市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
森田さんは2台の車に相次いではねられていて、警察は最初にはねた軽自動車を運転していた茨城県城里町に住む会社員、関智治容疑者(66)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕し、容疑を過失運転致死に切り替えて調べています。
2台目にはねた車は現場から立ち去ったため警察はひき逃げ事件として捜査し、ドライブレコーダーの映像などからきょう未明、常陸太田市の警備員、堀江貴志容疑者(53)を過失運転致死などの疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し堀江容疑者は「事故は起こしていない」と容疑を否認しているということです。
警察は2人から事情を聞いて、詳しいいきさつを調べています。