https://biz-journal.jp/2023/02/post_334373.html
昨今、加熱傾向にある中学受験だが、合否に大きくかかわってくるのが塾選びだ。なかでも御三家と呼ばれる開成中学校、麻布中学校、武蔵中学校などの最難関中学の合格者を多数輩出し、大学受験では東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学などに合格する出身者も多い大手中学受験塾「SAPIX小学部」は、ここ数年でさらに人気が増しているという。SAPIXといえば、入塾テストが難しく、頻繁に行われるクラス替え、15~20名ほどの少数精鋭のクラス編成を特徴としており、きめ細やかな指導を受けられるともっぱら話題だ。

 しかし、そんな人気のSAPIXについて、ネット上ではある話題が広まっている。藤沢数希氏の著書『コスパで考える学歴攻略法』(新潮新書)によると、実はSAPIX出身者の将来卒業する大学の中央値が、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)以下だというのだ。この書籍の情報に、「SAPIXに入れてもMARCHレベルに届かないことも多いのか」と、動揺する受験生の親が少なくないという。