しかし、2017年に日本人が食べた鯨肉の総量はわずか3000トンで、国民1人が1年間に口にした鯨肉の量は大さじ2杯分ほどにすぎなかった。
このような状況の中、日本の捕鯨産業は斜陽産業であるにもかかわらず、政府からの補助金のみによって延命されているとの批判の声が上がっている。
水産庁は2019年度予算案に捕鯨対策として51億円を計上した。
それでも新宿の居酒屋「樽一(たるいち)」など、鯨肉を出す東京の料理店は、店の入り口に海を泳ぐクジラの絵を飾り、鯨料理を客に提供する日本の食の伝統を誇らしげに祝っている。

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