仮に美良生くんの出産の際にNIPTを受けて、
陽性の判定がくだされた場合、
どのような選択をしていたのだろうか。

「そのような状況に置かれたら、
私は、“さよなら”をしていたと思います。
上の子の子育てをこじらせた経験があるので、
定型発達の子どもでも大変だったのに、
障害がある子どもが生まれる可能性が高いと言われるわけですから。
私にはとても育てられないって考えたはずです」

奥山さんはNIPTについて、
検査が本当に家族のためになっているのか、と感じているという。

「NIPTの存在そのものが、
果たして本当に誰かを幸せにするための検査なのかなって
疑問に思っています。
現状、この子は大丈夫という保険が欲しいというような
本来の目的と違った形で使われてしまっている気がします。
だから、事前におなかの子の様子を医療や技術で明らかにすることに力を注ぐよりも、
どんな子が生まれてきても大丈夫、と親が思えるように、
生まれた後のケアを手厚くする体制を充実させてほしいと思っています」

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