米カード金利21%、過去最高で低所得層直撃 増える延滞

延滞増加の一因は高い金利負担だ。米連邦準備理事会(FRB)によると、8月時点でカードの平均金利は年率21.76%。データが遡れる1994年以降で最も高い水準だ。全米クレジットカウンセリング財団幹部のブルース・マクラリー氏は「最近のFRBによる利下げはカード金利にまだあまり反映されておらず、物価高も依然消費者に打撃を与えている」と話す。

米国では毎月定額を支払う「リボルビング払い(リボ払い)」の利用が一般的だ。手持ちの資金が少ない低所得層の間でも利用は多く、高い金利負担が重荷になっている。
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