4年前、辻朋邦氏が社長に就任した。創業者の辻信太郎氏の孫で、就任当時31歳。
東京証券市場1部上場企業CEOの最年少だった。

プライベートでは怒られたこともなかった祖父の信太郎氏とぶつかったこともあったと話す。
「でもある時、60歳年上のおじいちゃんに自分の意見を伝えて理解して頂こうと思うこと自体がお
こがましいのかなと自分の中で思った」と言う。
会社のことだけでなく、「今日のご飯はこんなの食べたよでも何でもいい、本当にたわいのない会話」を続け、
1年たった頃、「祖父の方の考えも徐々に変わってきて、やりたいようにやったらいいと、もう任せるからとい
うふうに変わってきてくれた」と言う。

その結果、業績が反転し、過去最高の営業利益もたたき出すV字回復。
2013年をピークに下がり続け、朋邦氏が社長就任時にはその4分の1に落ち込んでいた株価は今、10倍近くの
最高値をつけている。そして今年、サンリオは時価総額1兆円を達成した。

www.bbc.com/japanese/articles/czj7ee9g1p1o
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