>>203
自国通貨を持つ国では世界的に中央銀行が発行しているが
やろうと思えば政府が発行することだって出来る
そうすれば必要なお金を自由に刷れるから国民から税金をとらなくても済む

でもやらない
なぜかと言うとお金を流し続けると必ず悪性のインフレが起きてしまうから

インフレとは通貨の価値が低下することを意味しているので
悪性のインフレによって通貨の価値が急激に低下すると
国民は自国の通貨を信用しなくなり価値の安定している他の通貨を使用するようになる

具体的に言うと、
うちは日本円は使えません、お支払は米ドルのみです!みたいな店だらけになってしまう

そしてあえなく財政破綻
自国通貨を発行することすら出来なくなってしまう

つまり徴税には政府を運営する資金を集めるだけでなく
自国通貨の価値を守る、という機能もある

だから財政収支のプラマイだけに着目するのではなく
日本円の価値を防衛する、という観点からの考察も必要になる