日本ハムの加藤豪将内野手(30)が3日、今季限りでの現役引退を発表した。NPBを経ずに22年にメジャーデビューした“逆輸入”の男がバットを置くことになった。

加藤豪は球団を通じ「12年間、応援し支えてくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました。ここまで来られたのは、家族やチームメイト、監督、コーチ、球団の方々、ファンの皆さんのおかげです。これからも新しい挑戦を続け、これまでの経験と感謝の気持ちを胸に、前に進んでいきます」とコメントした。

 新庄監督が獲得を要望し、22年ドラフト3位で日本ハム入り。昨年の6月にはドラフト制以降のNPBの新人最長タイとなるデビューからの10試合連続安打を放ったが、今季は28試合の出場にとどまり
打率・172、0本塁打、1打点と低迷していた。今後は未定だが、周囲には「これからは(プロ生活の)12年の経験を生かしてやりたい」と野球に携わることを希望しているという。

マーリンズ、パドレスを経て、22年4月9日のレンジャーズ戦で代走で初出場した。NPBを経ずにメジャーデビューを果たしたのは、日本人野手では初だった。