>>110
被害者が死角内にいたことにより、運転者の過失が否定された例も存在します。バスの乗客だった幼児が、降車後転倒し、車体の下に倒れているのに気付かずに発車したケースです。 このケースでは特別の事情のない限り車体の下に転がり込んでいる幼児等がいないかまでを注意する義務はないと判断されました。

運転者の過失が否定されるケースは稀かと思いますが、被害者側にも不注意に死角に入りこんだということで、過失相殺をされる例が多く見られます。