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現時点では、ヤンキースが1年3600万ドルを追加し、流出阻止に動くとの見方が大勢を占めている。
しかし、『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者は同日、自身のX(旧ツイッター)を更新し
「ヤンキースがコールに対して下す決断は、ソトにも関係してくる。引き留めるのではなく、彼をFAにさせると財務の柔軟性は高まるだろう。
しかし、チームの戦力が落ちることにつながる。そして、ソトは『勝利が最も重要』と語っている」とつづった。

■難しい決断を迫られる名門

同記者の投稿を補足すると、FA市場の超目玉ソトとの新契約には大谷翔平級の契約規模(総額7億ドル)が必要とされており
争奪戦に参加しているヤンキースも財布のひもを緩めるしかない。しかし、財政面における負荷があまりにも高いため
代わりに高給取りのコールを手放すことも1つの案となる。
ただ、エースの流出はチームの弱体化につながる。すると、新天地の条件として「勝利」を求めているソトは
コールの放出を見てどう思うか。同記者は、ソトとの再契約に悪影響が出ることを懸念した形だ。
しかも、いくらソトのために好条件を用意したとしても、争奪戦に勝てる保証はどこにもない。
ソトとコールを一気に失いかねず、ヤンキースは難しい決断を迫られているのかもしれない。
コールは現在34歳で、今季は神経の炎症と浮腫で離脱もあった。年齢と健康状態を考慮すれば
ヤンキースが長期契約に二の足を踏んでも不思議ではない。
引き留めるのか、FAを容認するのか、注目が集まっている。