2014年にアナ雪(レリゴー)が大賞にならなかった理由

やく:これまでの10年を象徴する言葉は「格差社会」でした。でも今年、「集団的自衛権」を流行語大賞に選んだとき、「これから10年間のトップになる言葉だ」と私が話したら、メディアの人にきょとんとされたんです。その程度の認識かと、がっかりしましたね。

ぺリー:アナ雪の「ありのままで」はトップテンどまりで、大賞にはなりませんでしたね。

やく:大賞は「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」でした。なぜアナ雪でなかったのかと質問もあったんです。「ダメよ~」より「ありのままで」のほうが、はるかに世間への影響は大きかったかもしれない。
しかし選考委員が顔を見合わせて、「アナ雪見た?」「見てない」と。世間の声を拾い切れていなかったかもしれませんね。