同居する親族のバッグを勝手に売り、「闇バイトで脅された」などとうその説明をし、警察の業務を妨げたとして、兵庫県警西宮署は6日、西宮市の男子大学生(21)を偽計業務妨害容疑で逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

同署によると、大学生は5日午後2時〜午後11時ごろまでの間、同居する伯母のバッグがなくなったことについて、署員に虚偽の説明をし、業務を妨害した疑いがある。

伯母が2日、自宅のバッグが盗まれたと通報。大学生が「闇バイトで脅されて売った」などと話したため、伯母は5日に再び通報したという。

大学生は、署員に日当15万円の配送の闇バイトに応募したが途中で断り、身分証を送っているため脅されたと説明。「バッグを売って相手に渡した」などと話したが、やりとりのつじつまが合わず、事情聴取に対し虚偽と認めたという。

大学生は、バッグ5個を約120万円で売り、「ライブ配信の投げ銭に使った」と供述しているという。(原晟也)