国税当局への口利き疑惑を報じた「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、自民党の片山さつき参院議員(63)が発行元の文芸春秋に1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(長嶺安政裁判長)は19日付の決定で同社の上告を退けた。記事の一部は真実ではないなどとして、同社に330万円の賠償を命じた2審・東京高裁判決が確定した。