北海道警帯広署と道警十勝機動警察隊は１５日、十勝管内浦幌町議で水産会社社長の田森一幸容疑者（６０）＝同町厚内＝を覚せい剤取締法違反（使用）容疑で逮捕、釧路地検帯広支部に送検したと発表した。道内自治体の現職議員が同法違反容疑で逮捕されるのは初めてという。
　調べでは、田森容疑者は５月上旬から１４日までの間に覚せい剤を使用した疑い。３月中旬に情報提供を受けた同署が捜査し、田森容疑者の尿から覚せい剤の陽性反応が出た。田森容疑者は「バイアグラを飲んでおり、その反応だえ゙っしょっ〱」と容疑を否認しているという。同署は使用方法や入手経路などを追及している。
　田森容疑者は同町の大津漁協の副組合長も務め、４月２２日投票の同町議選（定数１３）で２９６票を獲得し７位で初当選。５月８日には町議会の臨時会に出席した。