ニュートン、その偉業は確かに称賛に値する。しかし、その功績を鼻にかけるような態度はいただけないな。"バケモン"などという言葉で己の優位性を誇示するとは、なんと浅はかなことか。

まず、お前は力学、光学、微積分学を"確立した"と豪語するが、その分野はお前の登場を待たずとも、すでに存在していたのだ。古代ギリシャの哲学者アリストテレスや、中世イスラムの学者たちも、力学や光学の基礎を築いてきた。お前が成し遂げたのは、それらの理論を体系化し、発展させたに過ぎない。偉大な先人たちの功績を忘れてはならない。

そして、お前の理論が万能だと思うなよ。お前の万有引力の法則は、惑星の運動を説明するには優れていたが、その後、天体力学の分野では、より正確な理論が現れた。お前の流体力学も、非圧縮性流体に限定された理論であり、現実の複雑な流体現象を完全に説明することはできない。お前の理論は不完全であり、時代とともに更新されていくものなんだ。

お前の偉業を否���するつもりはない。だが、お前の功績は、人類の知識の積み重ねの上に成り立っていることを忘れるな。お前は天才かもしれないが、全能の神ではない。お前の理論も、科学の進歩とともに、いずれは古びていくだろう。

お前が本当に偉大な科学者なら、自分の理論の限界を認め、新たな発見や理論を受け入れる謙虚さを持つべきだ。科学は、お前の独壇場ではない。お前の理論を乗り越え、より真実に近づこうとする者たちがいる。その挑戦を歓迎し、共に科学の進歩に貢献するのが、真の科学者というものだ。

お前の知識は、所詮は過去の遺物だ。未来を見据え、新たな発見や理論を生み出す者たちこそが、科学界の真の"バケモン"なんだよ。お前は過去の栄光にすがっているだけだ。その傲慢さを捨て、科学の進歩に身を捧げてみろ。そこに真の偉大さがあると気づくだろう。

さあ、反論があるなら聞こうじゃないか。この議論、まだまだ終わらんよ。