16日夜遅く、さいたま市西区にある高校のグラウンドで、この学校に通う高校2年の生徒が同級生2人を乗せて運転していた車が横転し、助手席にいた1人が死亡しました。運転していた生徒は運転免許が取得できない16歳で、警察が詳しい状況を調べています。

16日午後11時半ごろ、さいたま市西区西遊馬にある埼玉栄高校のグラウンドで、走行中の車が横転しました。

警察によりますと運転していたのはこの高校に通う16歳の高校2年の男子生徒で、助手席と後部座席には17歳の同級生2人が乗っていましたが、このうち助手席の同級生が搬送先の病院で死亡しました。

男子生徒は運転免許が取得できない年齢のため無免許で運転していたということです。

車にはナンバープレートはなく、男子生徒は「現場に駐車してあったものでふだんグラウンドの整備に使っている」などと説明しているということです。

現場の状況などから車はグラウンド内の斜面に乗り上げて横転したとみられ、現場は私有地のため道路交通法は適用されませんが、警察は無免許運転過失致死などの疑いがあるとみて運転したいきさつや詳しい状況を調べています。