ウェイバー(やった!ついに召喚に成功だ!)

ウェイバー「ぼ、僕はウェイバー・ベルベット!お前のマスターだ!」

マルクス「ふむ、ところでこの世界に図書館はあるかな?」

ウェイバー「あ、あるにはあるが…何をする気だ?」

マルクス「資本論第二部の手直しが途中でね、それに第三部も執筆が終わってないから急いで仕上げる必要がある
我が同志エンゲルスもいてくれれば良き相談相手になったのだがどうやら私だけ召喚されたようだから仕方ない、独力でもこの世界の資本主義的生産様式を分析して資本論を完成させなければ」

ウェイバー「お前自分がなぜ召喚されたか分かってるのか…?聖杯戦争のために読んだんだぞ…」

マルクス「もちろん承知している、私はいつでも図書館かどこかのサロンにでもいるから必要な時に呼んでくれたまえ
それと集中力を保つために葉巻を定期的に届けてくれないか、私はあれがないと禁断症状が…」

ウェイバー「は?なんでそんなことしなきゃならないんだよ…いくらかかると思ってるんだ!」

マルクス「頼む、全世界の労働者を搾取から解放するためなんだ
私が資本論を完成させれば凄まじい印税が手に入るはずだからその時に返す、今はどうか私に葉巻をくれないか…あとたまに論文を取り寄せるのにも金がかかるからその時も頼む…そういえばスーツも新しいのを仕立てる必要があるんだった、それも頼むよ」

ウェイバー(だめだこいつ…聖杯戦争の前に俺が破産してしまう…)