不信感をいだいた洋子さんは執刀したA医師に説明を求め、やりとりを録音しました。

娘 洋子さん
「母はきのうもずっとどうにかならないのかと思うくらい『痛い痛い』って」

A医師
「それは傷の痛みなのか、奥のほうの痛みなのか、ちょっとはっきりしません。良い知らせとしては、感覚が少し戻ってきています。改善傾向にあるものもあるっていうことは、神経がちょん切れたわけでは…。改善の見込みはあると思うんです」

納得できなかった洋子さんが、手術で助手を務めた上司のB医師に話を聞くと、実は事故があったと明かされました。

NHKが独自に入手した手術時の動画には、決定的な瞬間が映し出されていました。

血があふれ、視界が悪い状態のまま、ドリルを使い続けていたA医師。
突如、白い糸状のものがドリルに巻き付きました。この時、下半身につながる神経が切れてしまったのです

ps://www3.nhk.or.jp/news/html/20241119/k10014642121000.html