野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は23日、4か国によるスーパーラウンド・日本代表―台湾代表戦が東京ドームで行われる。試合前にマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が来場し、侍ジャパンの面々と交流する一幕も。清宮幸太郎内野手（日本ハム）は18日の試合で犯した牽制エラーに愛の鞭を受け、決意を新たにした。

　イチロー氏は「プレミア12」と同時にWBSCが開催しているeスポーツ国際大会「eプレミア12」の決勝開会式に登場。上下グレーの装いでグラウンドに現れ、プレミア12の日本―台湾戦に詰めかけたファンもどよめいた。去り際には侍ジャパンの亀井コーチを見つけると、「おー！　亀井～！」と笑顔で近寄り握手。ティー打撃を行っていた清宮にも声をかけ、颯爽とグラウンドを後にした。

　その後、取材対応した清宮は「『ちゃんと見てるから』と言われて。『牽制は捕れよ！』と」とイチロー氏との会話の内容を告白。18日のドミニカ共和国戦の守備で投手の一塁牽制を後逸したことをいじられ、愛の鞭を受けた。イチロー氏とはかねてから面識があるといい、「（対面は）ご無沙汰です。牽制まで見てくれていて、うれしかったです。そんなところまで見てくれているんだと」と感謝した。

　イチロー氏の檄を受け、侍ジャパンは世界一を目指している。清宮は「今日もめちゃめちゃ頑張れそうです。野球を愛されている方なので、日本代表として恥じないプレーをしたい」と決意を新たにした。