<明治神宮野球大会 大学の部:青山学院大7−3創価大> 25日◇決勝◇ 明治神宮野球場
 青山学院大が4冠を達成。広島1位の佐々木 泰内野手(4年=県岐阜商)は、怪我の影響で試合出場は叶わず、学生最後となった試合をベンチで見守った。
 昨年は慶応義塾大に敗れ、大学4冠目前で涙を飲んだ。そこから一年、ようやくたどり着いた4冠の景色に「ホッとしている。4冠を取らなければいけないという気持ちだった」と振り返った。
 佐々木は初戦で左肩を負傷し、準決勝は出場を回避。この日もスタメンを外れ出場は叶わなかった。9回二死になると目には涙が浮かんだ。ともに怪我で最後の大会を満足に戦うことが出来なかった西川 史礁外野手(4年=龍谷大平安)の打席で感情が溢れ、「(西川)史礁がいなかったらここまで成長が出来なかった。いいライバルであり、いい仲間でした」と語った。
 「最後の大会で出れずに終わったことは悔いがある」と若干の後悔も残しながら、プロのステージに挑む。広島の未来を背負う大砲候補は、「まだまだここで満足するなという試練だと思って、この悔しさを糧にプロの舞台で早く活躍できるように頑張りたい」と強く意気込んでいた。