埼玉県の名前は、行田市にある「埼玉郡埼玉(さきたま)村(現・行田市内の大字埼玉)」という地名に由来しています。
この地には、6~7世紀に東北最大級の古墳群が点在しており、武蔵国造の居館があったと考えられています。また、奈良時代の「万葉集」には「さきたまの津」「前玉」「佐吉多万」などの記述があり、平安時代の「倭名類聚抄」では「佐伊太末」「佐以多万」と表記されています。
「さきたま」は「幸魂(さきみたま)」を語源とする説が有力で、人々を守り幸福を与える神の御業を表しています。「魂」の字は「玉」の意味ももつことから、埼玉県章のデザインは古代の人々が装飾などに用いた「まが玉」を取り入れています。
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