「影の金」
主人公は売れないフリーライター
ある日、主人公の祖父が貸金庫に預けていた三千万円が消えたと主張する

ただ、歳で記憶が朦朧としていたことから本人の記憶違いとして銀行では処理される
祖父は癇癪を起すようになり、それが原因で面倒臭がった息子夫婦から認知症として介護施設に入れられる
主人公の両親はネグレクト気味でお爺ちゃんっ子で、祖父の話を聞きに施設に通う内に、祖父は真実を話しているのではないかと考えるようになっていく
祖父が弁護士を雇うと喚いた数日後、施設の浴槽で溺れて溺死する

主人公は祖父の悔しさを晴らすためにも、彼の遺志を継いで該当事件について調べ始める