貧ちゃんのちっちゃい本

自分で本を書いてみることにした満願神社(まんがんじんじゃ)の貧乏神(びんぼうがみ)・貧ちゃん。書いた本を神社に置(お)いておくと、ときどき神社にやってくる女の子が本を読み、続(つづ)きを楽しみにしてくれた。そこで貧ちゃんは、女の子のために新しい話を書いて、ふたたび本を置いておくことに…。こうして、人間には姿(すがた)が見えない貧ちゃんと女の子の不思議(ふしぎ)な交流(こうりゅう)がはじまった。