田中は野球協約の減額制限(年俸1億円超は40%)を超える大減俸を提示されたことで、球団との契約更改交渉が決裂した。

「11月24日、田中は自身の公式ユーチューブチャンネルで悔し涙を浮かべながら退団の経緯を語りました。ただ、同日は侍ジャパンが参戦していた『プレミア12』の決勝戦当日。球団幹部やNPB関係者から『相変わらず空気の読めないヤツ。悪い人じゃないのに、そういうところで人望を失う』と批判されていました」(パ球団編成担当者)

田中は日米通算197勝を積み上げており、節目の200勝まであと3勝。ただ今シーズンは今江敏晃前監督(41)の意向もあって1軍での登板はわずか1試合に終わった。

「一部メディアにピークアウトしている≠ニ辛辣に書かれていましたが、本人がその気になればまだ先発投手として勝てる実力とチャンスはある。自由契約となってから、なかなか獲得に乗り出す球団が出てこない理由は、別にあります。選手としての実力の問題ではありません」(同前)