僕は自宅とは別にビルを借りていて、そこにいただいたものや、これまでコレクションしてきたものを大量に置いていたの。老後の資金繰りのことを考えると、収蔵品のために高い家賃や光熱費を払い続けるのはやめようということになった。
だけど、それらは1フロア60畳の2フロアを占領するほどの量。本は2万冊、DVDや CDは3万点、その他カメラやオーディオ、ギターや絵画、細かなものもたくさんあった。長いことかけてコツコツ集めたものだし、珍しいものもある。売ったり、寄付するにしても限度がある。

手詰まりだった僕に向かって妻が「私と母が実家に戻ってスペースを空けるからリフォームして、この家に捨てられないもの全部収めなさいよ」と言ってくれた。「身体も思うように動かないんだし、老後は好きなものに囲まれていたほうがいいでしょ?」と。