同社の担当者によると、沿線に住む住民から「見慣れない車が無断で多数駐車されている」などの苦情が寄せられた。関係者によると、写真撮影による交通渋滞が発生し、イベント時間帯には警察のパトカーも巡回したという。同社は公式ホームページで「再発防止策の検討を含め、沿線の安全確保は大変厳しいとの結論に至った」と中止の理由を説明。担当者も「反響も頂いたが、住民の方に多大な迷惑をかけた。断腸の思いで決断した」とため息を漏らした。

 「撮り鉄」を巡っては一部の行き過ぎた行動が問題となっている。昨年6月に栃木県内でJR東日本の寝台特急「カシオペア」を撮影するため線路敷地内に立ち入ったとして男性2人が罰金の略式命令を受ける事件が発生。今年11月にはJR横浜駅で撮り鉄がホームの点字ブロック内に入って撮影しようとし、周辺とトラブルになった。
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