(CNN) 米ハワイからカリフォルニア州ロサンゼルスに到着した後で行方が分からなくなったハンナ・コバヤシさん(30)について、家族が11日に「無事に見つかった」とする声明を発表した。コバヤシさんを巡っては拉致された可能性を懸念する声が上がる中、警察が自発的な失踪と断定してから1週間以上が経過していた。

コバヤシさんの姉妹や母親は声明で、「ハンナが無事に見つかり、信じられないほどの安堵(あんど)と感謝の思いを抱いている」と述べた。過去1カ月間に家族が味わった苦しみは想像を絶するものだったとし、これからの時間を癒やしに充てるためプライバシーの尊重を求めた。

声明は家族の弁護士がX(旧ツイッター)に投稿した。コバヤシさんがどこにいたのか、家族がどのようにしてコバヤシさんの無事を確かめたのかは声明で明かされていない。

家族の話によると、コバヤシさんは先月8日、ハワイ州マウイ島からの便でロサンゼルス国際空港に到着。予定していたニューヨークへの乗り継ぎ便に搭乗せず、11日から連絡が途絶えた。