焼酎ラベルに「一途(いちず)」と記した九里は、その理由を問われ「一途カープで頑張りたい。カープで引退した時に、このお酒を飲みたい」と、“生涯カープ”を宣言した。

「自分が目指すのはカッコイイ男というか、大きな男。前田さんは一途にやってこられてカッコイイ。広島にはこんな自分をドラフトで選んでもらって、野球を続けられる以上、少しでも恩返しをしたい」。1月に広島のテレビ番組で前田本人からインタビューを受け、憧れを強くしたという。

将来的に大リーグに挑戦する機会が訪れれば、巨額の契約金、年俸が手に入る可能性もある。それでも「自分はお金ではない。カッコイイ男になりたい」と言い切った。在籍18年で07年に引退した右腕、佐々岡の名前も挙げ、“生涯カープ”へどこまでも熱かった。